2009年11月21日

めくるめく東北

もう終わってしまったのですが、写真展の話です。

広告の写真があまりにも強烈だったのと『写真と民俗学 内藤正敏の「めくるめく東北」』というタイトルに惹かれて、引き寄せられるよう行った写真展です。

その広告の写真とはこちら
タイトル「婆バクハツ!」

インパクトありすぎです。
この婆さまたちの正体は、高野山の口寄せ巫女。

同じシリーズのもう1枚も、異様ながらそのコミカルな風景に思わず笑ってしまうほど。

内藤正敏という方、ずっと化学反応を撮影したSF写真を撮られてたようなのですが、山形で即身仏に出会って、作品はもとより人生もガラっと変わってしまったという異色の写真家のようです。
その時ちょうど「天使と悪魔」を読んでいたので、“科学と信仰”というテーマが重なりました。(それは決して、相反するものではなくむしろ逆だと考えます。)

この「婆バクハツ!」コーナーにこんなことが書かれていました。

 死から生を照射している

のだと。
うまく説明はできないのですが、きっとそういうことなのだろう、とスッと入ってきた言葉でした。

東北出身のUcchyの実家は(私が理想とする)とっても平和平凡な家にもかかわらず、曾祖母が実は口寄せ巫女をしていた事実とか、本家には“ケサランパサラン”が大切に保存されているとか、いかにも東北らしい説話があったりするのに驚いたものです。

つい最近は、知り合いから座敷童子の旅館(火事になった方ではなく)に泊まりに行った話を聞かされたばかり。

やはり東北は神秘なおくになのですね。

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2009年11月19日

松丸本舗にて

今日、打ち合わせの帰りに、オアゾ丸善に先月オープンした「松丸本舗」に立ち寄ってみました。

本屋の挑戦ということで話題になっていましたが、確かに企画や目新しい分類の仕方でなかなか骨太な魅せる本棚になっていたように思います。

著名人がおすすめするもう一度読み返したい本、というコーナーには国内外の誰もが知ってるような名作がずらりと並んでいたのですが、そこで高校生の時のある思い出がふとよみがえりました。

高1の時の担任が現国のK先生で、確か自分達のクラスだけ夏休みに読書感想文の宿題が出たのです。それもK先生厳選の本50冊の中から、一人一人抽選で読む本を決めるというものでした。
抽選の度にみんなワイワイ騒いでます。
自分の番。

あたったのは、カミュの『異邦人』。

薄くてラッキー、なんてその時は思ったのは大きな間違いで、呑気でミーハーな女子高生には“大ハズレ”な作品で、まあ感想文を書くのに苦労したことといったら。『異邦人』の模範的な感想文があったら、今でも拝見してみたいものです。

松丸本舗主宰の松岡正剛氏による書評もあったので、読んでみました。

 松岡正剛の千夜千冊『異邦人』アルベール・カミュ

う〜ん、なるほどと思う反面、松岡氏ほどの素地がまったくないため、永遠に理解するまでに至らないと悟るのでした。


こちらは、先日、七五三トリオのママN(しかも高1の時の同級生でもあります。)がくれた本。図書館で払下げになってた本を私のためにもらってきてくれたとのこと。ありがとう。

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アリスといったらやっぱりテニエルの絵ですね。懐かしい気分で読み返したいと思います。(アリスも松丸本舗の棚にありました。)

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2009年11月17日

林 友子『土と木のしごと 〜独楽吟をテーマに 』

去年に続いて、築地「うおがし銘茶」での展覧会です。

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「ひとりのお茶櫃」DMより(Photo by K.Watanabe)

このように展開します。

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(Photo by K.Watanabe)

今年の額は、花を生けられるようにしつらえたものが展示されています。独特な質感、絶妙なフォルムのバランス...この額が似合う家に住みたくなります。

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マチエール好きを自称する林さんだけあって、どの作品も質感や表情にこだわってるのが分かります。
工芸作家としての飛躍を確信できる展覧会になってると感じ、見ていたらなんともいえない感情がこみあげてきました。


林 友子『土と木のしごと 〜独楽吟をテーマに 』
 ・会 期:11月16日(月)〜11月21日(土)
 ・時 間:10:00am〜5:00pm
      (初日 12:00〜/最終日 〜3:00pm)
 ・場 所:space「会」
      東京都中央区築地2-11-12
      うおがし銘茶 築地新店5階
  ※配られたお茶券で、美味しいお茶をいただけます。
   (終了してたらすみません。)


 →2008年展覧会


2009年10月19日

Alice

時々、無性に「Alice」の世界に行きたくなります。

私がいう「Alice」とは「不思議の国のアリス」を題材に、金子国義の絵で構成されたCD-ROM作品のことで、1990年代、“マルチメディア”が声高に叫ばれてたころに登場した名作です。(「ガジェット」や「Dの食卓」などもなつかしい。)

当時、先輩に借りてMac(Performa)でプレイしていました。
今や、ソフトも入手困難のようですし、そもそも再生する環境もないので、再びあの世界に入れる可能性はゼロに近いのですが。

音楽が加藤和彦氏だったと知り、なお一層見たい思いが強まりました。

唯一見つけた画像入りの紹介サイト
 → http://www.yossie.jp/mac_life/alice.html

2009年09月23日

今さらながら「ダ・ヴィンチ・コード」

先月から、レイアウト変更だの資料・荷物の整理だのをちょこっとづつ始めているのですが、とりあえず買ったまま読んでない埋もれた本が結構あることに気づき、その中に「ダ・ヴィンチ・コード」を発見したので、今さらながら読んでみました。

ああ、あの時(もう3年前?)皆が騒いでいたのはこのことだったのですね。
大変面白かったです。

ちょうどいいことに、5月に放映された映画も録画してあるというので(こうして録り溜めて消化しきれない映画もたくさん)、読み終わってすぐに見たのですが...

見てる間中、ブーイングの嵐でした。
いや、これも当時散々言われてたことですが。

原作を読んでいるとかなり大雑把。作りに無理がありますね。
ラジー賞候補だったというのも分かる気が。
本を読みながら想像していた空間やディテールの答え合わせの意味しかなさなかった。

そんな訳で、今になって一連の騒動を身を持って理解したのでした。

今やってる「天使と悪魔」の映画の評判はそこそこいいようですけどね。

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2009年09月18日

人気の記事

私のこんなつたないブログの中で、訪問者が絶えない記事があります。

直島のことを書いた記事です。

毎日、直島関連の様々なキーワード検索でこられてるようなのです。
通常、古い記事はどんどん検索結果も下がっていくものですが、この直島に限っては、日に日に上がってるという現象が。

「香川 直島 アート」のGoogle検索では、30万件中、ベネッセの下の下の3番目(2009/9/18現在)という表示に自分でもビックリ。
書いた時は別に狙ってもいなかったのですが、業務では日々悩まされる検索エンジンロボットに評価されるということは、ちょっとは気合い入れて書いたかいもあるというものです。

ちなみに、ベネッセとアダチクアダチコの間にあるサイトもブログで、“その8”まで書かれてました。読んでみると、行程もほぼ一緒。旅の行程も評価されてるのかも...?

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2009年09月16日

1と9

2009年の9月、イチローは9年連続200本安打という偉業を達成。

記者会見の時に着けていた9のペンダントは、弓子夫人からのプレゼントだとか。

確か、愛犬の名前が「いっきゅう」。イチローの“いち”と弓子の“弓(きゅう)”から付けたという。

イチローにとって、9は特別な数字なのですね。


ちなみに私にとっての特別な数字は“21”です。


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2009年09月14日

京成関屋

この間のアド街はなんと「京成関屋」。
駅名自体マイナーですよね。千住の南東エリアになります。

アメージングスクエア以外、何にもないんじゃないのー?と思いましたが、渋いスポットを押さえてて全体的にはあの街らしさがきっちり出ていたような気がします。
以前借りてた事務所に近いエリアなので、えらく懐かしかったです。

11位の「日の出屋」は、金八先生のロケの際よく休憩所として使われたラーメン屋ということで、一度だけ観光気分で行ったことがあるのですが。
ここのチャーハン。
家で食べてたチャーハンとほぼ同じ味でびっくりしました。
まさに母が作ってくれたしょうゆベースの郷愁をそそる味。

柳原商店街も時が止まったかのような超レトロな通り。
ナンジャタウン実在版なのです。

お金を払わなくとも、昭和を満喫できる、そんな街。


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2009年08月21日

似てる...

みうらじゅんといえば、
映画「色即ぜねれーしょん」公開中。(関連日記:2008.8.6

この公式ホームページの写真の岸田繁氏(中央で主人公の肩を抱いてる人)。
家庭教師“ヒッピー”役。

 → 色即ぜねれーしょん ホームページ


それと、この人。
ノリピーが結婚会見で手にしていた高相容疑者の写真。

http://ho9ho9.seesaa.net/upload/detail/image/2009y08m05d_110233707-thumbnail2.jpg.html


なんか、とても似てるんですけど。
服もそうだけど、特に髪型、前髪の感じとかクルン具合まで。

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2009年08月20日

空前の仏像ブーム?

そうらしいです。

確かに「阿修羅展」の異様なまでの盛り上がりを見てたら、それもうなずけます。
“アシュラー”なる言葉まで生まれるくらいですものね。
私はといえば、会期前は行く気満々でしたが、テレビのいろんな特番を見ましたら、もうお腹一杯になってしまい、興福寺では何度もお目にかかってるからいっかな、と結局行きませんでした。(ライティングされた仏像はまたひと際美しいんですけどね。)

この仏像ブームに一役買っているだろうお方が、みうらじゅん氏にはなちゃんではなかろうかと思われます。

私は仏像マニアでもなんでもありませんが、それでも好きな仏像はいくつかあります。
その中でもダントツに好きなのが、弥勒菩薩。(かなり王道。)

中学の修学旅行で、奈良・中宮寺の弥勒菩薩(※)を見た時、このまま何時間でも見ていたいと思うほど魅了されてしまいました。お土産屋に、弥勒菩薩のミニチュアが売っていて、散々悩んだあげく、ここで買って帰らないと後悔すると思い、皆に変な目で見られながらも買って家まで持って帰ったのでした。

ミニチュア仏像は実家に残したまま。


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でも今もなお、傍らに弥勒菩薩。
心の平静を保つのに役立ってますし、なんてったってアルカイックスマイルに癒されます。

(※)中宮寺での名称は、如意輪観音像ですが、弥勒菩薩として造られたものだろうということで、一般的には弥勒菩薩像といってよいだろうと解釈しています。

posted by maki at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする